ドM(エム)の証

サーフィン「あるある!」話

サーファーへの登竜門、波への恐怖。波への恐怖を克服したとき、ドMへの道が開けたのかもしれません。

サーフィンを初めたての友人を海に連れていったときの話です。

波の大きなビーチに海水浴に行ったことのある人は分かると思いますが、腰くらいの水深の時、頭サイズの波が来ると恐怖を感じるのが一般的な人の反応です。水とはいえ、自分の目線より上から大量の水が崩れてくるんですから。

もちろんサーフィンを初めたばかりの彼も同様です。

インサイドでスープに飛び乗る練習をしてもらってたんですが、少し沖に出ようとした時にセットで大きめの波が来ると、越えようとせずにくるりと踵を返してスープに乗って戻ってきました。

ところが、ある時から彼が変わったんですよね。大きな波が来ても、その波が割れるところまで辿り着きたいから波を乗り越えて更に沖に進むようになったんですね。

彼は自分に迫る大きな波を見て恐怖するどころか、満面の笑みを浮かべ、「ウヒョヒョ?」と叫びながら波に突入していくのです(笑)開花した瞬間を見た気がします。

大きな波はパワーもありますから、波に巻かれて鼻に水が入ったり、水を飲んだりすることもあります。しかし、彼はへこたれません。ひたすら波に向かって突き進んでいきます。

大きな波への恐怖心が消えると次第に波の扱いにも慣れてきてスープではなく、うねりから乗れるようになってくるんですが、そこに「ドMへの道」があるような気がしますねwサーファーは、自然という偉大な力に翻弄されることを心から楽しんでいる、ドMなのかもしれません。

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